Mac版Snip · ガイド
Macで画像を切り抜き、背景を透過する方法
いちばん手軽なのは標準アプリの「プレビュー」です。画像を開いて「背景を削除」をクリックするだけで被写体を切り抜けます。髪の毛や商品の縁をきれいに整えたい、新しい背景やキャンバスサイズを設定したい、フォルダの写真をまとめて処理したいときはSnipを使います。SnipはMac上で動作し、オフラインでも使える背景削除アプリで、1日3回まで無料で編集できます。

Macの標準機能で画像や写真を切り抜く
macOSでは3つの方法で画像の被写体を切り抜けます。どれもMac上で処理されますが、使えるようになった時期は異なります。「写真」の「被写体をコピー」はmacOS Ventura以降、「プレビュー」の「背景を削除」ボタンはmacOS Tahoe 26以降で、Finderでは自分でオンにする機能拡張として提供されます。
プレビュー
画像を「プレビュー」で開き、「背景を削除」ボタンをクリックします(macOS Tahoe 26以降。それ以前の「プレビュー」にはインスタントアルファのみ)。PNGファイルに変換するか尋ねられるので、元の画像を残したい場合は「キャンセル」をクリックし、先に「ファイル」 → 「複製」を選択します。
Finder
Finderで画像をControlキーを押しながらクリックし、「クイックアクション」 → 「その他」 → 「背景を削除」を選択します。項目がない場合は「クイックアクション」 → 「カスタマイズ」を選び、「背景を削除」の機能拡張をオンにします。背景を削除したコピーが、元の画像と同じ場所に保存されます。
写真
「写真」(macOS Ventura以降)で写真を開き、Controlキーを押しながらクリックして「被写体をコピー」を選択します。切り抜いた被写体を書類やメッセージ、メモにペーストできます。



標準機能でできないこと
- 縁を直すブラシがありません。髪の毛や商品の輪郭がうまく切り抜けなかったときは、取り消すか、被写体を手作業でなぞるしかありません。
- 透明な背景の切り抜きができるだけで、新しい背景、キャンバスサイズ、縁取り、影は付けられません。
- 「プレビュー」で処理できるのは1枚ずつで、PDFは先に画像として書き出す必要があります。
Snipで画像の背景を透過する
Snipは無料でダウンロードでき、1日3回まで無料で編集できます。以下の手順はすべて無料版で使えます。一括処理と×4の拡大はPROの機能です。
画像を開く
Snipで「背景を削除」を選び、画像をウインドウにドロップするか、⌘Vで貼り付けるか、⇧⌘7を押してファイルを選択します。画面に表示されているものを切り抜くには、⇧⌘2を押して範囲を選択します。
切り抜きのモデルを選ぶ
背景は自動で削除されます。「品質」で、日常使いの素早い切り抜きには「高速」、オブジェクトの輪郭をくっきり切り抜きたいときは「汎用」に切り替えます。
縁を整える
「エッジを調整」をクリックし、「復元」と「消去」のブラシで髪の毛を戻したり、残った背景を消したりします。キャンバスの何もない部分を押したままにすると、オリジナルと比較できます。
背景とキャンバスを選ぶ
「透明」のままにするか、「ホワイト」「ブラック」、カラー、グラデーション、ぼかし、自分の画像から背景を選びます。「キャンバスサイズ」で「正方形 1:1」や「ストーリー 9:16」などを設定し、「縁取り」や「ドロップシャドウ」も追加できます。
書き出す
透明な背景を残すならPNGかHEICで書き出します。JPEGでは透明な部分が単色で塗りつぶされます。「被写体をコピー」をクリックしたり、仕上がった画像をほかのアプリに直接ドラッグしたりすることもできます。
オフラインで動き、写真は外に出ません
オンラインの背景透過サイトは、写真をサーバーにアップロードして処理します。SnipのAIモデルはアプリに含まれていてMac上で動作するため、写真がMacの外に出ることはなく、インターネットに接続していなくても使えます。機内や取引先のネットワークでも、発売前の商品写真でも安心です。
インターネット接続が必要なのは、PROの購入と復元のときだけです。
画面からそのまま切り抜く
⇧⌘2を押して画面の一部を選択すると、Snipが背景を削除した状態で開きます。スクリーンショットのファイルを探して読み込む必要はありません。同じ操作は、メニューバーのSnipの「画面の領域を取り込む」からも行えます。
Snipの「設定」 → 「ショートカット」では、選択した範囲をそのまま「オブジェクト消去」や「高画質化」で開くショートカットも割り当てられます。初めて取り込むときは、画面収録の許可を求められます。

フォルダの写真をまとめて背景透過
「一括処理」に複数の写真かフォルダをドロップすると、Snipが同じモデル、背景、キャンバスサイズですべての背景を削除し、結果をフォルダかZIPアーカイブに保存します。選択した画像の再生成や、失敗した画像の再試行もできます。メルカリや楽天、Amazonに出品する商品写真をそろえるのに便利です。一括処理はPROの機能です。
プレビューとSnip、どちらを使う?
1枚だけさっと切り抜くならプレビューで十分です。縁をきれいに整えたい、新しい背景を付けたい、写真がたくさんあるときはSnipが向いています。
| 項目 | プレビュー | Snip |
|---|---|---|
| 自動で切り抜き | できる | できる(「高速」「汎用」モデル) |
| Mac上で動作・オフライン | はい | はい |
| 縁の修正 | 取り消すか、「スマート投げなわ」で手作業でなぞる | 「エッジを調整」の「復元」「消去」ブラシ |
| 新しい背景 | なし | カラー、グラデーション、ぼかし、自分の画像 |
| キャンバスサイズ・縁取り・ドロップシャドウ | なし | できる |
| 複数の画像をまとめて処理 | なし | PROでフォルダごと |
| 書き出し形式 | PNG | PNG、JPEG、HEIC |
| 料金 | 無料(macOSに付属) | 1日3回まで無料、PROは月額$9.99から |
Macでの切り抜き・背景透過についてよくある質問
プレビューの「背景を削除」がグレーになって使えないのはなぜですか?
「プレビュー」で背景を削除できるのは画像だけで、PDFには使えません。先にページを画像として書き出してください。また、被写体がはっきり写っている必要があります。それでも使えない場合は、Finderの「クイックアクション」 → 「背景を削除」を試すか、Snipで画像を開いてください。
四角く切り抜く(トリミング)には?
背景を消すのではなく写真の一部だけを四角く残したいときは、macOSの「プレビュー」だけで足ります。画像を開いて「マークアップツールバーを表示」をクリックし、「長方形で選択」で範囲を選んでから「切り取り」をクリックします。Snipが担当するのは、背景の透過と不要な物の消去です。
Macで無料で背景透過できる方法はありますか?
はい。「写真」はmacOS Ventura以降、「プレビュー」とFinderの機能拡張はmacOS Tahoe 26以降で、いずれも無料で背景を削除できます。Snipは1日3回まで無料で、「エッジを調整」、新しい背景、書き出しも使えます。一括処理にはPROが必要です。
Snipはオフラインで背景を削除できますか?
はい。AIモデルはアプリに含まれていてMac上で動作するので、写真はどこにもアップロードされず、インターネットに接続していなくても背景を削除できます。
Macで複数の画像をまとめて背景透過するには?
Snipで「一括処理」を開き、複数の写真かフォルダをドロップします。すべての画像に同じ設定が適用され、結果はフォルダかZIPアーカイブに保存されます。一括処理はPROの機能です。
Macで透過PNGを作るには?
Snipで背景を「透明」のままにして、PNGで書き出します。JPEGは透明部分を保持できないため、背景を単色で塗りつぶす前にSnipが確認します。「プレビュー」でも切り抜いた画像はPNGで保存されます。透過PNGは、LINEスタンプの素材やロゴ、資料に貼る画像などに使えます。
Intel搭載のMacでも使えますか?
はい。SnipはmacOS 15.6以降を搭載した、AppleシリコンとIntelプロセッサのMacで動作します。MacBook Air、MacBook Pro、iMacなどで背景透過を使えます。